ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

グレンエルギン 1995-2017 21年 シングルモルツオブスコットランド

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Glen Elgin 1995-2017 The Single Malt of Scotland

蒸留:1995年12月 瓶詰:2017年8月 21年熟成

ホグスヘッド、カスクNo.3199 55.4%

Nose

初めは少しきつめのアルコール感があり、香りがマスクされている印象。まずバニラ、メープルシロップ、そして清涼感のある独特なカリンぽさ。落ち着いてくると、香ばしいモルティさや、よりフルーティーで甘酸っぱいパイナップルや青リンゴの要素がふんだんにでてくる。

 

Palate

雑味がなく綺麗な味わい。クリーミーで、蜂蜜や麦芽の強い甘さ。余韻はドライでオーキー、ペパリー。

Rating

Good~Very Good

 

台湾で購入したエリクサーディスティラリーのグレンエルギン1995です。最近日本でもリリースされたようですが、54.2%のシスターカスクもあり、どちらが良いということではありませんが微妙に注意が必要です。

香り、味わいともにまだ若々しく、アルコール感も度数なりにあるので初めはとっつきにくい印象ですが、徐々に落ち着いていき魅力的なフルーティーさが現れます。味わいは雑味がなく素直で、香りほどフルーティーという訳ではなく、麦芽の甘みや香ばしさをストレートに味わえるタイプでしょうか。

このボトルについては今飲んでもなかなかですが、酒質的にはまだまだ余裕があるといったところで、ボトルとして長期間保管して変化をみても良いでしょうし、将来的にリリースされるあろう同ヴィンテージの長熟ボトルへの期待も高まる出来だと思います。