ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

バルブレア 1990-2017 セカンドリリース

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Balblair 1990-2014 2nd Release

蒸留:1990年 瓶詰:2017年 26~27年熟成 46%加水

アメリカンオークバーボンカスクとスパニッシュオークシェリーバッドのバテッド。

Nose

アップルフィリング、レーズン、蜂蜜、ミルクチョコレート。ジンジャーのようなスパイシーさがアクセント。

Palate

甘くてスパイシー、オーキーで相応の熟成感。焼いたリンゴ、シナモン、アップルパイのテイスト。パイナップルにミントを加えたような爽やかな酸味、ビターなチョコレートの要素。余韻は長く、程よい樽の渋みが舌に残る。

Rating

Very Good

 

バルブレアのオフィシャルは熟成年数ではなく、蒸留年のヴィンテージ表記となっていることが特徴です。熟成のピークを迎えた樽からボトリングするという方針で、特定の熟成年数にこだわっていないということですね。この1990年ヴィンテージのファーストリリースは2014年ですが、今回のセカンドリリースはそこではまだ熟成が十分でないと判断された樽が満を持して使われてるわけです。果たしてサードリリースはあるのか。

 

バルブレアは特に好きな蒸留所です。90年代以降の近年リリースも総じてレベルが高く、フルボディで厚みのあるクリーミーさや、焼いたリンゴのような凝縮した甘味や酸味が個人的に特に好みです。今回のボトルはシェリーとバーボン樽の好ましい要素がバランスよく備わっており、加水で飲み安いということもあり普段使いに最適な1本だと思います。

 

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