ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

アードベッグ 1993-2003 スピリッツオブスコットランド(GM)

Ardbeg 1993-2010 Spirit of Scotland

蒸留:1993年

ボトリング:2003年8月21日 およそ10年熟成

シェリーバット、56.4%

ボトリング総数:217/711 カスクナンバー:1081

飲んだ場所:The Writting Club/Singapore

Nose

甘めのスモークジャーキー、たっぷりとヨード香、焦げた樽、少しニューポッティな若さも感じられる。柑橘系のフルーツが常に側にいてくれる。

Taste

香り以上にパワフルなスモーキーさが口いっぱいに広がる。余韻は長く、キャラメルのような甘さ、麦の旨味が存分に感じられる。

 

Rating

Very Good

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色々あるスピリッツオブスコットランドのアードベッグ、こちらはコペンハーゲン向けのリリースです。Juuls VINHANDELTはデンマークの小売店らしいですが、良く分かりません。ま、そこは特に重要なポイントではありませんね。

アードベッグはウイスキー冬の時代である1981年から操業を停止しており、ようやく89年に再開されますがしばらくは少量生産にとどまっていたため、この年代の蒸留は案外レアだったりします。

少量生産時代はラフロイグの生産マネージャーが兼務してやっていたそうですね。

そんな冬の時代にあってもアードベッグはやっぱりアードベッグ。世界一スモーキーなウイスキーなんて言われることもありますが、最近忘れかけていたそんなフレーズを思い出させてくれるパワフルなスモーキーさ。同時に濃厚なうま味と甘味もあり、そこにほんのりシェリー樽系のアクセントが加わりなんとも美味しく飲みごたえる出来に仕上がっています。ストレートにらしさを感じられる、こういう短熟ボトルも良いですね。

 

以下は以前投稿した閉鎖前のアードベッグです。合わせてどうぞ。

www.whiskyuki.com