ブルックラディ ベアバーレイ2008 / オーガニック 2009
Bare BarleyとThe Organicを飲み比べてみました。
場所:The Single Cask/シンガポール
ブルックラディ(ブルイックラディ) ジ・オーガニック 2009 Bruichladdich
蒸留2009‐2017ボトリング 8年熟成 50% ノンチル・ノンカラー
アメリカンオークのバーボン樽、テネシーウイスキー樽
除草剤、農薬、化学肥料を使用しない有機大麦を使用。
限定18,000本
Nose
香ばしい麦、麦飴のような甘さ、バニラ、レモン。
Palate
豊かな麦の風味とコクがあり、高カカオのチョコレートの甘さと苦さ、ナッツ。
Rating
Good
ブルックラディ(ブルイックラディ) ベア・バーレイ 2008 Bruichladdich
蒸留2008‐2017ボトリング 9年熟成 50% ノンチル・ノンカラー
アメリカンオークのバーボン樽、テネシーウイスキー樽
古代種の大麦、ベアバーレイを使用。
限定18,000本
Nose
オーガニックよりも更に深くどっしりとした濃い麦の香り、グラッシー、マシュマロ、チョコレート、青りんご、花の蜜。
Palate
強い麦飴の甘味、クリーミー、オイリーなナッツ、青りんご。旨味が強い。
Rating
Good~Very Good
ベアバーレイが秀逸です。
まずオーガニックから始め、コクのあるどっしりとした味わいでなかなか良いなと思っていたところ、ベアバーレイがそれを上回るフルボディな味わいで、全体的に一回り強化した印象。とにかく旨味が強くて美味しい。決して長くない熟成期間で樽感はあまりないのですが、原酒の味をダイレクトに感じることが出来ます。
またこのアルコール50%が丁度良い。これぐらいの度数が強すぎず、かつメリハリのある味わいで満足感があって、ストレートで飲むには最適かもしれません。
そういえば以前飲んだOMCも、ロンバードのジュエルシリーズも50%でしたね。やはり偉い人は分かっているんですね。
こちらのプライベートボトルが似たスペックだったので、折角なので試してみました。
先の2ボトルにくらべるとドライであっさりしています。方向的にはオーガニックスコティッシュバーレイと似ていてます。よりグラッシーでオイリー、火をつける前の葉巻のような香り、決して悪くないのですが、飲む順番が違いました。
ちなみにこちらもオーガニック。ブルックラディはこういったテロワールを意識したリリースに力を入れていて、面白いですね。
さてさてこの2本、長期熟成のものとはまた違った魅力があり、ウイスキーが麦からできていることを強く感じるさせる良いボトルです。限定とは言え18,000本もあるので、入手はそこまで難しくないと思われます。個人的にはベアバーレイ2008がお勧めなので、見かけたら是非試してみてください。