ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

ミシェルクーブレ ベリーシェリード 33年 (和酒/台湾)

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Michel Couvreur 33 Year Old Very Sherried

【Detail】

シェリーカスク 47%

飲んだ場所:和酒/台湾

【Nose】

熟したプラム、時々フレッシュなプラム、イチジク、徐々に紅茶、ダークキャラメル

【Taste】

蜂蜜、レーズン、キャラメル、バターからヌガーを連想、素晴らしくエレガントな余韻。

【Rating】

Excellent!!!    人生が変わる一杯

【雑感】

フランスのボトラー、ミシェルクーブレの非常にヘヴィーなシェリー樽シングルモルト。オーナーバーテンダーから人生の変わる一杯として進められたもので、実際に彼はこのボトルに感銘をうけ、アードベグやグレンモーレンジで働くことになったそう。

果たしてその中身は、33年熟成だけあり相応の熟成感、芳醇で重厚な香りが主体的ですが、時折黒いフルーツのフレッシュな香りが訪れる瞬間もあります。味わいは、まさにベルベットの舌触り、優雅な甘みが長く長く続くとってもエレガントなウイスキーでありました。

蒸留所は記載されていませんが、オーナー曰くエドラダワーとのこと。樽感が非常に強く、エドラダワー感なし、ファークラスと言われればそうだし、マッカランでも違和感ありません。ミシェルクーブレの信念、「ウイスキーは樽で95%決まる」を地で行く1本に間違いありません。

非常に濃厚なシェリー系ウイスキー、毎日飲むようなものではありませんが、1度は経験すべきものと思います。もしかしたら人生が変わるかもしれません。

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こちらの和酒さん、台北の中心部にあり、付近には他にも有名なBarがあります。実はカクテルメインで、それも店内で蒸留やインフューズした自家製リキュールで作られます。スタンダードもありますが、基本的には、梨、とかキウイとか自家製リキュールを選んでオーダーします。種類も相当あって、中には杉とかヒノキとか味の想像ができないものも。

 

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ウイスキーはオールドボトルだけおいてあるのですが、私と友人以外飲んでいる人はいませんでした。この日は1968グレンドロナックと、オールドのモーレンジ、それから写真のハイランドパークを頂きました。

モルト、カクテルともに面白い経験ができる、台湾で行くべきバーの一つです。