ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

グレンアイラ 1977-2017 バーボンバレル 42.3% シグナトリー (メゾンドウイスキー/シンガポール)

 

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Glenisla 1977-2017 Signatory

Glenisla 1977-2017 42.3% Signatory

イタリアのボトラー、ヴィリエ社の70周年を記念したボトルです。

 

Nose

バニラ、脂肪分たっぷりのクリーム、淡い色の花、控えめな柑橘系フルーツ。

Taste

軽いボディ。オイリーでモルティな甘味、微かにスモーク、フィニッシュに紅茶の余韻。

Rating
Good~Very Good

 雑感

聞き馴染みのない、Glenisla。それなりのウイスキー好きにもあまり知られていないのではとおもいます。かくいう私も初めて飲みました。

調べるとグレンキースが実験的に生産したセカンドブランドで、ピートを焚いたものだそう。言われてみればIslaってグレンキースの側を流れる川の名前ですもんね、って推測できる人は相当なマニア。私には分かりません。知っていた人、流石です。

そもそも発音もグレンアイラなのか、グレンイスラなのかグレニスラなのか。シンガポール人のバーテンダーはグレンイラと言ってたけど・・・

 

肝心の中身ですが、香りはこってりとしたクリームとバニラでマシュマロのよう。一転味わいはやはり40年熟成で度数も落ちていることもあり軽く、スムーズ。それはそれでオールドらしい素朴な麦感のある甘味でなかなか美味しいのですが、問題はピーテッドということなのに、ほとんどそれを感じられないことです。これだけの長熟なので、色々な香味が飛んでいくのは分かるのですが、それにしても淡すぎるピートです。

個人的には長熟物でもピートは最後までのしぶとく残ると思っているので、もともとがライトピーテッドだったのかもしれません。しかしこれをもってキースのピーテッドと言われてもよく分からないので、機会があればもう少し短熟のものも試してみたいところです。

このボトルは世界的に有名なウイスキーショップLa Maison Du Whiskyのシンガポール店で頂きました。今度そちらの記事も書いてみたいと思います。