シンガポールのモルトバー① The Swan Song
シンガポールのモルトバー、The Swan Songに行ってきました。
こちらのバー、ウイスキー好きのシンガポリアン二人が趣味で始めたお店で、お昼の仕事があるため営業は木~日までの4日間。でも友達が来たときはそれ以外の日も開けてくれます。
飲んだ順に簡単にレビューしていきます。
ジュラ8年 1970年代流通品 40%
Nose
最初林檎系かなと思っていたら、時間経過とともにどんどんトロピカルフルーツ。70年代らしい、柔らかいモルト感。コンディションが良く、ひねた感じは無い。
Palate
コクがある、素朴でモルティな甘味。加水の40℃にして、うま味が十分ありストレートで飲んでも満足感あり。8年とは思えない熟成感。
Rateing
Very Good 現行品にはないトロピカルなフレーバー。
ロッホサイド 1991‐2003 コニサーズチョイス 43%
Nose
蜂蜜、ハーブ、青々とした牧草、洋梨。
Palate
蜂蜜の甘さから始まるが、余韻はドライで若干の苦み。
Rateing
Good 1992年閉鎖の同蒸留所。1991ヴィンテージは評判が良いそうです。
ブナハーブン 1987‐2014 ウイスキーエージェンシー バーボンホグスヘッド 49.1%
Nose
超フルーティ、握りつぶしたりんご、バター、玄米茶に入っている焙煎したお米。
Palate
トフィー、フレッシュで甘酸っぱいプラム、リンゴジュース、蜂蜜。
Rateing
Very Good
芳醇な香りとジューシーなテイスト。オールドのブナハーブンに特徴的なあふれんばかりのりんご。
スコッチモルトソサエティ 66.46 アードモア リフィルシェリー 56.7%
Nose
チョコレート、ハーバルティ、甘いスモークジャーキー、鞣革。
Palate
黒糖の甘味、ビターなコーヒー。
Rateing
Interesting ねっとりとした漢方系の面白い味。
リンクウッド 1989‐2017 ケイデンヘッド リフィルシェリー 43.7%
Nose
香ばしいトースト、リンクウッドらしい青りんご。
Palate
味わいも見た目に反してフレッシュなフルーティさ、心地よいタンニン、アップルティ。
Rating
Very Good The Swan Songのプライベートボトル
もともと半分趣味のお店ということもあり、とてもリーズナブル。内装も簡素ですが、その分安くというコンセプトがはっきりした良いBarです。特に酒税の高いシンガポールにおいて、かなり良心的な価格設定です。
ボトル本数も多く、また興味深いものばかり。特にバーテンダー2人がロッホサイドマニアとレダイグマニアなため、それらは特に本数が多く、やたら薦めてきます。レダイグは多いのにトバモリーが少ないところもおもしろいですね。
とってもフレンドリーで楽しいBar、シンガポールへお越しの際はぜひバーホッピングの候補に入れていただきたいです。