キルブライド 1989-2017 28年 HNWS
蒸留:1989年
瓶詰:2017年 28年熟成 51.1% 総ボトリング168本
Nose
しっかりと、それでいて優しいピートスモーク、潮風、ドライレーズン、プラム。
Taste
濃厚な魚介系旨味、葉巻と程よいタンニン、熟成感のあるドライフルーツ、プラム。
Rating
Very Good
強すぎ、弱すぎず、シェリーとピートの絶妙なバランスが秀逸。相応の熟成感があり、飲みごたえ抜群で、アルコールの刺激も全く感じられない。
場所は台湾/麦村、そこにバーテンダーやカウンターは無く、自分でボトルを選び、レジでただ注いでもらういたってシンプルなスタイル。故に価格もリーズナブル。
今回いただいたのはキルブライド。キルブライドとはラフロイグの仕込み水に使われる湖の名前。ということでこれがボウモアやアードベッグであるはずはありません。
見慣れないボトルですが、こちらは台湾でスピリッツやワインのインポーターをしているHome Need Wine & Spirits社(鋐釀酒坊)のプライベートシリーズである、飛禽羽獣系列の第5弾になります。
はい、私も初めて知りました。
このシリーズ英語だとFlight and Feathers Seriesとなるらしいのですが、中国語表記の方が断然かっこいいですね。これまでのリリーズはカバランやスペイサイドリージョン、ブルックラディ等の比較的新しい蒸留年の物でしたが、ここにきてラフロイグの1989という何だか日本のモルトバーが同じようなスペックのボトルだしていたような気もしますが、素晴らしいボトルを出してくるあたり台湾のウイスキー市場の充実ぶりを感じます。
この日は他に2杯飲みました。以下超簡単にコメントします。
ロングモーン1989-2011
青りんご、スモモ、とってもフルーティ。それからバニラ。
ブナハーブン1980-2014
炒った玄米、りんご、バター、ちょっとミント。
品揃えは80年代後半から90年代が中心ですが、手ごろなお値段で、ご当地ボトルもそろっている、台北でおすすめできるモルトバーのひとつです。