ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

バルブレア 1964 18年 GM コニッサーズチョイス ブラウンラベル

Balblair 1964 18 Years old Connoisseurs Choice

蒸留:1964年

瓶詰:1972~1973年(記載無し) 18年熟成 加水40%

Nose

クリーミーでモルティ、サワークリームのような爽やかさがある。

Taste

濃厚なクリーミーさと甘酸っぱいパイナップル、ほんのりと火をつける前の葉巻のようなピートを感じ、ミントの清涼感が引き締める。

Rating

Very Good

相当なオールドボトリングで加水40%ということもあり、どうかなと思ったのですが全くの杞憂でした。期待通りのフルーティーさとクリーム感が素晴らしい。

バルブレアは個人的に好きな蒸留所で、特にバーボン樽系のボトルはフルーツ+クリームみたいな印象を受けることが多く、万人に分かりやすい美味しがあると思います。またはっきりとしたミントのような清涼感があるものが多いのかなと感じます。

Balblair 1990-2010

こちらはバルブレア1990-2016のメゾンドウイスキー向けボトルですが、濃厚なバナナクリームとミント、ミント、ミント!大げさに言うとこれだけでミントジュレップかといほど。

同じオフィシャルでもヴィンテージやリリースによってはよりシェリーに振れていたり、そうすると印象もガラッと変わるのがまた面白いところです。

熟成年数でなくヴィンテージ表記になっていることも特徴で、他にはグレンロセスも同様ですがこちらはオーナーが変更となり廃止となる方向です。このような表記はメーカー側からすると管理が大変だと思うのですが、消費者からするとひとつ情報が多いわけで、是非継続していってほしいと思います。