ウイスキーレポート

シンガポール在住の酔っ払いのウイスキー備忘録です。

ミルトンダフ15年/19年 バランタインシングルモルトシリーズ

MILTONDUFF 15 YEARS & 19 YEARS

15年熟成と19年熟成、どちらも40%。

開栓直後。微妙にラベルの位置がずれているのが気になる。

色は順当に19年が濃いですね。

Nose

15年 ウッディでグラッシー、少し粉っぽい。樽感に富んだ香り。香ばしい。

   シトラス系のヒント。

19年 より華やかだが、やはり基本的には香ばしさが主体。

   メープルシロップ、トーストやクラッカー、天日干しした稲、バニラ。

   時間経過と共にドライオレンジがふんだんにでてくる。

Palate

15年 クラッカー、穀物系の甘味と、ウッディーな樽の渋み。

19年 苦みと甘味、穀物感からオレオを連想。中程度のタンニン。

   余韻はクリーミーで少しオイリーなナッツ。

   

淡麗辛口。

Rating

15年 Good

19年 Good‼

当たり前ですが、かなり共通した香味で、19年は素直に15年の延長線上にあります。

ドライな味わいで、オーク樽感、クラッカーのような香ばしく粉っぽい穀物感が特徴。19年はよりリッチで、そこに華やかさが加わり、ドライオレンジのようなフルーティーさが出ています。

複雑さや奥行きはそこまでありませんが、樽感が十分あり40%の加水にしては飲みごたえがあります。

 

Ratingは同じですが、やっぱり19年の方が美味しい。

 

MILTONDUFF Key Malt Series

昨年主に東南アジアの免税店で発売されたバランタインキーモルトシリーズ。お手頃価格でコンセプトも面白く、それなりに人気があるシリーズです。今年に入り日本市場でも001グレンバーギ、002ミルトンダフが発売されましたが、海外市場では003グレントファースも出ています。

今回テイスティングした002ミルトンダフ19年は、台湾の桃園空港で発見したのですが、なぜかグレンバーギとグレントファースはありません。002があるんだから、少なくともグレンバーギはあるはずですよねぇ・・・

 

個人的にはこのシリーズではグレントファースが一押しなので、19年も期待しています。